1963-06-19 第43回国会 参議院 外務委員会 第26号
○参考人(西堀栄三郎君) 決して、今無事働いているのだから心配はないと言っているのではありません。また、今われわれの持っている知識のただいまの状態で、それでよろしいということではございません。先ほど申しましたように、いずれ今のやつは中間報告であるがゆえに、その次のほんとうの報告が出るでしょうから、それをもとにしてもう少し公の機関——これは公の機関と申しますのは、必ずしも従来どおりの安全審査委員会そのもののような
○参考人(西堀栄三郎君) 決して、今無事働いているのだから心配はないと言っているのではありません。また、今われわれの持っている知識のただいまの状態で、それでよろしいということではございません。先ほど申しましたように、いずれ今のやつは中間報告であるがゆえに、その次のほんとうの報告が出るでしょうから、それをもとにしてもう少し公の機関——これは公の機関と申しますのは、必ずしも従来どおりの安全審査委員会そのもののような
○参考人(西堀栄三郎君) 今の御質問に対しまして、答えるほうの立場として、科学者である場合と技術者である場合と少しニュアンスが違うのでございまして、私はむしろやや技術に近い立場におる関係上、いろいろな事柄にぶつかりますとわからないことが非常にたくさんございまして、それでもやはりやらなければならないという立場に追い込まれることが非常に多いのでありまして、それがいわゆる学問的というか、人類として知らないということもあり
○参考人(西堀栄三郎君) 私は日本原子力研究所の西堀でございますが、米国原子力潜水艦の寄港問題につきましては、私も決して無関心であり得ないのでありますが、ただ、やはり技術者といたしまして、技術的の面だけにつきまして、ちょっと申し述べさしていただきたいと思います。 私は日ごろ原子力を、特に原子炉の安全性ということにつきまして、これは陸上のものでありましょうとも、また海上のものでありましょうとも、原子炉
○西堀参考人 この問題につきましては私個人の考えさえも言えないくらい大きな問題でありまして、今ここで申し上げることはできませんが、隊員十一名の持った感情を申し上げますと、われわれといたしましてはある意味の苦労をいたしております。それがためにどうしても愛着の深いあの昭和基地で、今後とも永続的な研究をしていくべきものじゃなかろうかというふうに感じておるわけであります。先ほども申しましたように、あの土地というものがいろいろな
○西堀参考人 ただいまの御質問に対しましてお答えいたします。これは問題を二つに分けるべきだと思います。まず昭和基地そのものの地点は、先ほど私が御説明申し上げましたように、確かにどの南極の基地と比べましても、得がたいいい場所の一つであるということは申し上げられる、また確信しておるわけであります。問題は第二の問題である接岸の容易さという問題でございますが、確かに今回の経験に徴しまして、また昨年の場合にいたしましても
○西堀参考人 私も、永田隊長と同じように昭和基地の方に皆様方から激励の電報をちょうだいいたしまして、隊員一同大へん喜んでおりますので、お礼を申し上げたいと存じます。 私は隊長の命によりまして、昨年の二月十五日から昭和基地に越冬を開始いたしました。それで、詳細にわたりましては、すでに公電をもって私から日常の作業様子を報告いたしましたので、時間の関係上省略いたしまして、概略私たちが昭和基地におります間